あるお客様が、Vectorworks 2016へのバージョンアップに伴って、当社開発のシステム(Vectorworks 2009で最初のバージョンを提供、Vectorworks 2012へはアップグレード済みのシステム、プラグインを含む)をバージョンアップを依頼してきました。このシステムにはVBScriptによる外部からの自動実行機能が含まれていました。ここに含まれているプラグインをVectorworks 2016に対応させて、システムを動作確認したところ、以前から使っていた開発マシンでは正常に動いたのに、お客様のマシンでは動かない、という現象に悩まされました。
実は別件で、やはり当社開発のシステムのバージョンアップ、こちらはVectorworks 2010からVectorworks 2015へのバージョンアップです。こちらでもVBScriptによる自動実行機能が含まれています。
調査したところ、Vectorworks 2013までのバージョンがインストールされている環境では動いてしまうようですが、Vectorworks 2016だけがインストールされている環境では動かないようでした。
A&Aと米Vectorworks社に問い合わせたところ、Vectorworks.tlbファイルが送られてきました。これでVectorworks 2015, 2016でも正常にシステムが動作しました。ちなみにVectorworks 2014も同様の方法で解決できるはずです。