Vectorworks の動作環境

Vectorworksの動作環境について、実際にどんなバージョンを開発に使用したかをメモしておく。

たとえば、VW2014以前で実装されているVectorScriptコマンドに旧ダイアログ(Classic Dialogコマンドを使用)が使われていて、それらをModern Dialogに置き換える、ような仕事があったとする。20220405時点では、macOS MojaveのVW2015で開発して、Win7(64bit)のVW2014で最終動作確認する、と効率的だ。

Vectorworks 2014

Windowsでは、Windows7(64bit)またはWindows7(32bit)のいずれも推奨動作環境になっている。

VW2014では動いていたClassic Dialogコマンドは、VW2015以降のVectorScript環境では動かない。古いコマンドを実際に動かしてみて仕様を確認するにはVW2014の環境を用意する必要がある。

Modern Dialog

一方、Modern DialogコマンドはVW2015, VW2014のいずれでもそう変わりはないのでどちらでも動くコマンドを作るのは容易。

macOS

macOSはMojaveがターニングポイントになる。MojaveではVW2015, VW2016, VW2017, VW2020が動いている。Catalina以降ではVW2017は動かない。Catalinaで今使っているのはVW2021。

エンコーディング(文字コード)

VW2018はutf-8で、それ以前はShift-JIS。

64bit/32bit

64bit/32bitの制約もある。VW2016から32bit版がなくなった。エーアンドエー社のサイトには、「Vectorworks2016は64bitアプリケーションです。32bit OSには対応しておりません。」とある。VW2014までは32bitのみ。VW2015は64bitと32bit用のがどちらも用意されていた。

エーアンドエー社の関連サイト:

https://www.aanda.co.jp/Support/sysreq.html