型に縛られない可変長の動的配列を扱う関数群です。
関連する関数と変数
データ管理構造体
- JIRO_ARY 動的配列のデータ管理に用いられる構造体です。
初期化・消滅
- Jiro_Ary_Init 動的配列を初期化します。
- Jiro_Ary_Free 動的配列ハンドルを解放します。
データ数の操作
- Jiro_Ary_GetSize 動的配列に格納されているデータ数を取得します。
挿入・削除など
- Jiro_Ary_Add 最後にデータを追加します。
- Jiro_Ary_Insert 指定インデックス位置にデータを挿入します。
- Jiro_Ary_Update 指定インデックス位置のデータを更新します。
- Jiro_Ary_Remove 指定インデックス位置のデータを削除します。
- Jiro_Ary_RemoveAll 動的配列を空にします。
- Jiro_Ary_Swap 動的配列レコードの順番を入れ替えます。
データの取得
- Jiro_Ary_GetData 指定インデックス位置にあるデータを取得します。
- Jiro_Ary_GetDataPtr 指定インデックス位置にあるデータへのポインタを取得します。
データの操作
- Jiro_Ary_QuickSort データ全体をソートします。
解説
Jiro_Array関数群を用いると任意のデータ構造(変数、構造体、クラスオブジェクトを含む) をグローバルメモリ領域に複数格納し、それを配列のように扱う事ができます。 データ追加の結果最初に確保したグローバルメモリ領域が足りなくなった場合、 自動的に領域を一定量ずつ拡張していきます(初期時にサイズを指定)。
使い方の流れを説明します。 まずJiro_Ary_Init関数で動的配列用の領域を確保し、その領域へのハンドルを取得します。 その後他のデータ操作関数を利用して動的配列を操作した後、 最後にJiro_Ary_Free関数を呼び出してデータ領域を解放します。
ファイル構成
この関数群は次のファイルで定義されています。
- Common/Jiro_Array.h
- Common/Jiro_Array.cpp